パーソナルライフコーチ新枦淳が贈るビジネスパーソンへのメッセージ;これでいいのだ!!-⑫

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2022年11月12日 オフ 投稿者: 新枦 淳(しんばし じゅん)

前回はこちらから

せっかくなので読書ノートを作ってみませんか?

読書の秋、あなたは読書を楽しんでしますか?
プチシリーズでお届けしている新枦淳の読書の話。
前回は「どうやって読みたい本に出会うのか?」というお話をしましたが、今回は本を読んでどうするのか?というお話です。

せっかく本を読むなら、読みっぱなしにするのはなんだかもったいない気がします。
あなたもそう思いませんか?

とくに私は図書館派なので読み返そうと思っても基本的に手元にその本がありません。

そこでケチんぼで欲張りな私は読んだ後に読書ノートをつけています。

この読書ノートは読んだ感想を書き留めるというよりは「どんな本だったか」を書き留めておくためのノートです。
データブックのような役割です。

残念ながら私の脳は読んだ本のデータを全部自由に出し入れできるほど高機能ではありません。
読んだ尻から忘れていきます。
脳の中のどこかにインプットされてはいるんでしょうが、読み終わったらどこにインプットされているかわからなくなります。

例えば、日々の暮らしの中で
あ~、こんな時どうすればいいか・・・
どこかで聞いたことがあるような・・・
なんだったかな?誰かがいってたかな・・・
なんかいいアイデアはないかな?

となるときありますよね?

こんな時に、この読書ノートがいい仕事をしてくれます。
「ものしりなお友達(=本)」からもらったメッセージがヒントを与えてくれます。

今日は「ああ、あの本読んどいてよかった!」を実感できる
読書ノート(データブック)の作り方をご紹介します。

本を読む目的がわからない人でも文章を書くのが苦手な人でも簡単に作ることができます。
そしてなによりこのノートを作ることで本を読む楽しみの一辺を実感することができます。

読書ノートの作り方

【用意するもの】

  • 付箋
  • ノート
用意する付箋はこの2種類。

長めの付箋は「しおり」代わりに使います。
読書をしているとどこまで読んだかわからなくなりますよね?
栞だとページはわかりますが、どの行まで読んだのかわかりません。
長めの付箋を読んだ行のところに貼っておけば、次に読むときに簡単に続きの文章にたどりつくことができます。

ここまできたらあとは簡単、「読む」だけです♪

読み始めたら細い付箋の登場です。
この付箋は、読み進める中で
いいこと言ってるな!
このフレーズ・言葉・表現いいな
これは、覚えておこう

というところにペタっと貼っておきます。

例えば小説だったら
登場人物の性格で「この人のこういうところいいな」
この言葉遣いや表現がいいな
こういうシチュエーションいいな
   など

とにかく「おっ!」と
自分が反応したところにどんどん貼っていけばOKです。

こうしてペタペタ付箋を貼りながら読み切ったら次はノートの登場です!!

ノートには

  • タイトル
  • 著者
  • 出版社
  • 初版の年月日
  • いつ読んだか

を書き出します。

そして、本の付箋を貼ったページを開き

  • ページナンバー
  • 付箋の文章

を丸写しします。

特に自分の感想を書き込んだりする必要はありません。
もちろん書きたいことがあれば書き込んでもOKです。
そしてここでのポイントは
付箋が貼ってあっても、書き写すときに何のことだったかわからないようなことや、いまいち心が反応しなくなってしまったものは写さず手放す
ということです。
必要だと思ったところを全部書き写したら完成!!
そして放置でOK。ハイ、お疲れさまでした♪

あなたの脳の外付けハードディスク

あなたが本を読むたびにこのデータがどんどん蓄積されていきます。
これはもはや、あなたの脳の外付けハードディスクのようなもの。
読めば読むほど無限に増やすことができます。

ちなみに、あまりにも共感することばかりの本は「これ、1冊書き写すことになるんちゃうか!?」と思うくらい付箋だらけになってしまいます。
そういう本に出会ったときは迷わず購入です💛

書くのが面倒な時はワードで入力したものをプリントアウトして読書ノートに貼りつけたりすることもあります。
本をコピーして貼り付けることもあります。
が、基本すべて手書きでノートに書きます。
パソコンに保存するのも、もちろんいいと思いますが見たいときにすぐ手にすることができるノートのほうが「読んだ」を体感することができます。

この読書ノート「フル活用しよう!」と思わないでください。
書いたことも本を読んだことも忘れていてもOKなんです。

日々の生活の中で何か疑問が出たときや、何もすることが無い時に暇つぶしにパラパラするくらいでいいんです。
この読書ノートにはヒントやアイデアがたくさん詰まっています。
それで十分、「読んだ」を体感できます。

なんの興味もなく読んだ本でも時が過ぎ、自分の趣味や視点が変わったときに再び読み直してみると新しい発見があったりします。
また、何度読み直してもいつも同じところにマークしてしまうということもあります。
そういう一文はきっとあなたの中にあるゆるぎない考え方であったり、あなたを創る根幹の部分なのかもしれません。
読書ノートからはそんな情報も読み取れたりします。

どうですか?ちょっと何か読んでみたくなりましたか?
そして読書ノート、作ってみたくなりましたか?

気になった方は早速お試しあれ!!

(この稿おわり)

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