パーソナルトレーナー 岩沢幹雄の簡単ボディメンテナンス-⑲ 全身の引き締めエクササイズ(4)~インナーマッスル~

パーソナルトレーナー 岩沢幹雄の簡単ボディメンテナンス-⑲ 全身の引き締めエクササイズ(4)~インナーマッスル~

2023年8月14日 オフ 投稿者: 岩沢幹雄

前回はこちらから

暑い日が続いています。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
夏休みのご予定は・・・?
アウトドアでアクティブに過ごされる方も、屋内で静かに過ごされる方も、基盤は健康な体づくり。
今回も、だれでも簡単にできる全身引き締めエクササイズをご紹介します!!!

前回は 背中から Hipラインまでの カラダのウラ側の 全身の筋肉に、
オモテ側の ウエストのくびれのところとなる 側腹筋群の外腹斜筋、

そして、いわゆる シックスパックといわれる 腹部前面の腹直筋にも効く 引き締めエクササイズをご案内しました。
パーソナルトレーナー 岩沢幹雄の簡単ボディメンテナンス-⑱ 全身の引き締めエクササイズ(3)~カラダのウラ側にオモテ側も~

これらのオモテ側の腹筋群、腹直筋・外腹斜筋は カラダの表面に近い外側の筋肉です。
アウターマッスルともいわれます。

このアウターの腹直筋・外腹斜筋のさらに奥、深層に存在するのがいわゆるインナーマッスルです。
側腹筋群の外腹斜筋のさらに内側のインナーマッスルが内腹斜筋です。

そしてそのさらに奥・深層の、コルセットのように腹部全体を包んでいるインナーマッスルが腹横筋です。

インナーマッスルは まさに体幹の土台です。
この土台がしっかりしていると姿勢も安定し、腰や肩などの不調にも なりにくくなるはずです。
逆に土台が安定していないと、猫背・反り腰といった不安定な姿勢になりがちになってしまい、首・肩・腰などの負担も高まってしまいます。
そして、この土台・体幹の安定感・強さは スポーツなどのパフォーマンスにも とても重要です。

これら腹横筋・内腹斜筋といったインナーマッスルを意識する際も、前回ご案内致したアウターマッスルの腹直筋・外腹斜筋のときと同じく 息を吐きながら おこなっていきます。
カラダの表面に近い腹直筋の際は、おへそ・お腹を上に引き上げるようなイメージでしたが、

この内側の腹横筋・内腹斜筋の際は、お腹を凹ませる というよりは  お腹全体にじわ~っと圧力をかける、お腹を殴られても大丈夫なように力を入れるというようなイメージが good です。
イラストのように、口から 長~くゆっくりと息を吐きながら お腹全体にじわ~っと力を入れていきます。
このときは背筋ものばして、背骨とおへそがくっつくくらいのイメージで  前後からカラダをはさむように体幹を意識できると 地味~にキツいはずです。

そして今度は鼻から息を吸いながら、やはり長~くゆっくりとその空気をお腹に送り込むイメージでお腹をふくらませていきます。
お腹をふくらませるときは腰も反ってしまいがちなのですが、やはり背筋もしっかり意識して、先ほどの息を吐くときと同様に体幹を意識出来ると very goodです!
呼吸・体幹を意識しながらのこの姿勢は、当スタジオでも初めに脈拍を測定する際やストレッチなどの際にもよくおこなっていただいております。
「お腹まわりが筋肉痛になって・・」という方もいらっしゃいます。

そして心肺機能のトレーニングにもなります。
この心肺機能が高まると、いわゆる心筋梗塞などのリスクも 低減します。
呼吸も 口から息を吸うと ダイレクトに空気を吸い込んでしまいますが、鼻からだと 毛などでウイルスなどの侵入も 最小限におさえられます。
さらに加湿効果もありますので 、鼻から吸って そして口から お腹から ゆっくり長~く吐く呼吸が Better です。

そして鼻の真上には脳の、自律神経の中枢が位置しています。
鼻から冷たい空気を吸うことによって脳もクールダウン、交感神経優位の活動が高まってしまった状態も 副交感神経優位の休息モードにすすみやすくなり、自律神経のバランスも整い 睡眠などにも 効果が出てくるはずです。

お腹・体幹の 凹凸 を意識しながらの 「長~くゆっくりの呼吸」は まさに腹式の呼吸です。
このとき、体幹の土台となるカラダの奥・深層の腹横筋などのインナーマッスルのトレーニングになります。
この「腹式の呼吸」、「長~くゆっくりの呼吸」については、昨年の1月に こちらでもご案内させていただきました。併せてご覧ください。
パーソナルトレーナー岩沢幹雄の簡単ボディメンテナンスー⑤ 呼吸のエクササイズ

まだまだ暑い日が続きます。どうかお元気でお過ごしください!!!
(次回に続く)