ビジネスコーチのショートエッセイ;気分は昼行燈(ひるあんどん)-㉙

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2022年5月8日 オフ 投稿者: Hill Andon

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いまどきの部活

クライアント(C):中学校の野球部員の数が、ここ10年で半減したらしいな。
ビジネスコーチ(BC):新聞読まれました?少し前の記事ですよね。28万人が14万人に減っちゃったとか。
C:丸刈り強要とか、保護者へのお茶当番の要請が敬遠されとるらしい。「サッカー部に入る子は野球部の2-3倍いる。少子化だけが原因じゃない」とか書いてあったけど、ホンマかいな?
BC:2-3倍はやや大げさな気もしますけどね。サッカー部も人数が維持できなくて廃部になってる学校も出てきてるとか。

C:柔道部員も減ってるらしい。5万人が2万人だって。パワハラ問題とか練習中の事故が影響したとか。
BC:そうですねぇ。たぶん特定の種目が衰退しているというワケではないような気がします。少年サッカーでも指導者や指導方法に問題があるところは会員数が減る一方で、クラブとしてのコンセプトを確立して指導者の質や量、練習場所などのインフラを整備したところは会員を増やしているようですよ。

C:そうかぁ・・・。その種目をやりたい子供、やろうかなぁと思っている子供やその親にとって魅力のあるサービスを提供できているか?ということか。
BC:そうですね。子供や部員にとっては、その種目で自分が上手くなれるか?試合に出る機会が与えられるか?先輩のいじめはないか?とかが大切ですし、親から見ても怪我やいじめなどの心配がなく、経済的物理的な負担が少なく子供を預けられれば一番ありがたいワケですから。

C:それって、お客様集めだけじゃなくて従業員集めにもつながるハナシやな。お客様の喜ぶサービスの提供。従業員が生き生きと仕事に集中できる環境や組織風土作り。
BC:そう来ましたか・・・。
C:ウチみたいな3K(きつい・汚い・危険)業種でも、組織としての魅力が増せば、従業員も集めやすくなるかもしれんな・・・。いろいろ考えんならんコトが多いな。頑張ろ。
BC:大丈夫です。頑張りましょう!

(次回に続く)

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